ショックウェーブ(衝撃波)とは
衝撃波とは音速を超えて伝わる圧力波のことで、音波の一種です。気体や液体、個体の中を、音速を超えて伝わる圧力の波を「衝撃波」と呼びます。身近なものでは打ち上げ花火を見ているときの「ドンッ!」という音とともに体に感じる振動のことを想像してください。
衝撃波治療とは
衝撃波治療には『集束型』と『拡散型』の2種類があり、集束型は外科治療で尿管結石を粉砕する際に使用されます。拡散型は筋・腱・神経など軟部組織の治療に使用されます。
当院では拡散型の特殊な機械を使い、体外から衝撃波を照射し疼痛を除去します。患部の組織を刺激し、健康な新しい組織の再生を促進する治療法です。まだ日本ではあまり知られていない新しい治療法ですが海外ではアスリートを中心に広く使用されており、大谷翔平選手が日々のコンディショニングに使用していることで大きな話題となりました。
当院ではオランダ製の「エンドパルス」という最新の機械を使用しています。
衝撃波治療の効果
衝撃波治療の効果は大きく3つあります
- 即時除痛効果
痛みの原因となる自由神経終末を破壊、減少させることにより痛みを軽減させます。 - 組織修復効果
圧力波により患部組織を破壊し、新しい組織の再生・修復を促進させます。 - 血管新生を促進
患部の血流改善効果および血管新生を促進させる成長因子の産生が活発になり、組織の修復が促進されます。
治療は痛い?
エンドパルスにより筋・骨・神経用に制御された衝撃波を照射するので、多少の振動は感じますが、痛みはほぼありません。治療後の好転反応として筋肉痛のような痛みが出る場合がありますが、すぐに消えますので心配はありません。
治療時間はどれくらい?
1秒間に10発の衝撃波を患部に数100発照射します。治療時間は約5分ほどです。
治療頻度は?
衝撃波によって痛んでいる組織を破壊して新しく再生させるので治療後3日~1週間のインターバルが必要になります。照射する数によっても変わりますが1週間に1回~2回のペースでおおよそ10回前後を目安に治療計画をたてていきます。
適応症
- 腱鞘炎、ばね指、アキレス腱炎、膝蓋腱炎(ジャンパー膝)、足底筋膜炎、上腕骨外側・内側上顆炎(テニス肘・ゴルフ肘・野球肘)、オスグット、シンスプリントなど、日常生活やスポーツによる痛み。
- 肩関節周辺の痛み・石灰沈着性腱板炎などの五十肩による痛み。
- 肩こりや腰痛などの筋肉の硬結(コリ)、肉離れ後の瘢痕組織など慢性的な症状にも有効です。
費用
1箇所500円 腰部のみ1000円
チケットがお得です。【10回分 4500円】(腰部治療は2回分必要です)
※この金額以外にいつもお支払いいただいている窓口負担金がかかります。
(新規の患者様はこちらも参考にして下さい)